村上春樹「走ることについて語るときに僕の語ること」

珍しく村上春樹本人の写真がいくつかあって、
しかも若干古いものではあるが何のサービスか半裸のものまであったりする。
筋肉と日焼けの様子がステキすぎる・・・!


村上さんがランナーとしても頑張っているのは
ファンの中ではおそらく有名な話で、
ラソンを始めたきっかけなどは村上朝日堂など過去のエッセイでも
ときどき触れられていたと思う。
今回のエッセイ(村上さん曰く"メモワール")には
タイトルの通り走るこを中心に語りつつ
書くこと、歳をとることについての個人的な思いも綴られている。
文体や内容からは50代後半の人の書いた文章だとはとても思えないが、
村上さんも私も私の周りの人も、確実に歳をとっていることは認めないといけない。
(そういえば村上さんの本を読み始めてからもう10年が経とうとしている!)


決して走ることを推奨したり
ラソンの楽しさを説いたりする本ではないけれども、
ある種の村上作品を読んでビールを飲みたくなったように
走ることが楽しそうな気がしてきたから困る。


そろそろ、新しい長編も待ち遠しくなってきた。

走ることについて語るときに僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること