庄司淺水「庄司淺水著作集 書誌編 第5巻」

サブタイトルは"印刷文化史"。
Amazon様で取り扱われていなかった。


一体どうしてこんなマニアックな本を読んだのかというと
図書館にある印刷の歴史について書いてある本のうちでは
いちばん良さそうだったから。
そしてそもそもなぜ印刷の歴史を知りたくなったのか、というと
この前の出張の合間に
マインツグーテンベルク博物館に行く気満々だったから。


グーテンベルク以降の活版印刷の話だけでなく
それ以前の印刷事情についても詳しく書かれているのが良い。
"印刷文化史"というサブタイトルの通り、
テクニカルなことよりもいつ誰が何を印刷したか、に話が絞られている。
印刷はルネサンス期の3大発明の1つと呼ばれるだけあって
グーテンベルクの周辺は相当にバタバタしていたらしい。


結局今回はグーテンベルク博物館へは行けなかったので
つまり予習は空回り。
グーテンベルク博物館にしろ他の何やら博物館にしろ
行きたい所へ遠慮無く行くには
やっぱり自分できっかけを作らないと・・・