司馬遼太郎「城塞(上)(中)(下)」

日本史年表的には関ヶ原の合戦の次に来る
大阪冬の陣・夏の陣が舞台で、
同じく司馬遼太郎の"関ヶ原"の続編とも言える。


例によって登場人物がすごおおおく多くて
いざ開戦した後もマニアックな人物のエピソードの披露が
続いて退屈な部分もあったけれども、
小幡勘兵衛が活躍していた上巻から中巻の途中までは
"関ヶ原"以上に面白かった。
淀殿とゆかいな仲間たちの所業なんかは
(ただの一読者としての自分から見れば)
滑稽でさえあって、"女性が活躍できる職場"というのも
あまり極端な場合は考えものだと思った。


次は"新史太閤記"、"国盗り物語"の順で
時代をさかのぼっていきたい。

城塞(上) (新潮文庫)

城塞(上) (新潮文庫)

城塞(中) (新潮文庫)

城塞(中) (新潮文庫)

城塞(下) (新潮文庫)

城塞(下) (新潮文庫)