シェイクスピア「オセロー」
「男の嫉妬は怖い」と常々某氏から聞かされているのだが
この話もまたその例の1つかもしれない。
オセローは立派な将軍という設定の割に
イアーゴーにまるっと騙されてしまっていて、
その辺りの流れはイアーゴーの悪人ぶりではなく
むしろオセローのお人好しぶりにイライラさせられた。
作中の重要アイテムであるハンカチーフに対するこだわり方なんかも
あまりにもヒステリックで、終いには笑ってしまった。
ちなみに新潮文庫版の表紙に描かれている絵は
オセローがハンカチーフでデズデモーナを絞殺しようとしている様子と
思われるが、私にはパンツを持って何かのプレイを
試みているかのように見えたのは秘密だ。
- 作者: シェイクスピア,福田恒存
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1951/08/01
- メディア: 文庫
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