シェイクスピア「オセロー」

「男の嫉妬は怖い」と常々某氏から聞かされているのだが
この話もまたその例の1つかもしれない。


オセローは立派な将軍という設定の割に
イアーゴーにまるっと騙されてしまっていて、
その辺りの流れはイアーゴーの悪人ぶりではなく
むしろオセローのお人好しぶりにイライラさせられた。
作中の重要アイテムであるハンカチーフに対するこだわり方なんかも
あまりにもヒステリックで、終いには笑ってしまった。


ちなみに新潮文庫版の表紙に描かれている絵は
オセローがハンカチーフでデズデモーナを絞殺しようとしている様子と
思われるが、私にはパンツを持って何かのプレイを
試みているかのように見えたのは秘密だ。

オセロー (新潮文庫)

オセロー (新潮文庫)