森博嗣「ZOKU」
この作品をもって、
これまでに購入した森博嗣の本の数が村上春樹のそれに追いついた。
シリーズ物があるとあっという間だ。
"ZOKU"というのは
"Zionist Organization of Karma Underground"の頭文字からとった
組織名なのだが、それにはあまり(むしろ全然)意味はない。
単純に暴走族だとかの"ZOKU"と考えて全然問題ない。
ZOKUはS&Mシリーズやスカイ・クロラシリーズとは
また全然違った雰囲気で、ひたすら楽しく読めた。
ロミ品川なんかは登場するだけでおもしろおかしい。
何度か吹き出したのは秘密だ。
ところでTAIの白い機関車のイメージは
ドイツのICEから窓を減らしたタイプを想像していたが、
単行本の表紙に描かれている乗り物は全然違ったタイプだった。
その辺りは、アレはただの表紙絵にすぎなくて
TAIの機関車とはまた別物だ、ということで納得することにした。
続編(ZOKUDAM)の文庫の表紙に期待だ。
ちなみにTAIかZOKUか、
もしどちらかで働けるならZOKUの方で・・・
![ZOKU (光文社文庫) ZOKU (光文社文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41KF0PFZHAL._SL160_.jpg)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/10/12
- メディア: 文庫
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