サンテグジュペリ「星の王子さま」

2か月ほど前に買ってそのときにパラパラめくった限りでは
あまり良い印象をもてなかったのだが
"星の王子さま"はやっぱり"星の王子さま"だった.


どうも元々岩波書店から出ていたバージョンの細かい部分は
ほとんど忘れてしまっていたらしい.
終盤で王子さまが星に帰るくだりなどは
記憶にあるよりずっと危なっかしい雰囲気だった.


バラの花に対する王子さまの心境の移り変わりが
一応のメインなのではないかと思うのだが
点灯夫や転轍手,水を飲まなくてもいい薬を売る商人の話など
2〜3ページほどで終わるエピソードも好きだ.
あと挿絵の,王子さまのマフラーがいちいちなびいているところも・・・

星の王子さま (集英社文庫)

星の王子さま (集英社文庫)