町田健「ソシュール入門」

最近は言語学の本を立て続けに2冊読んだ.
まず1冊目は言語学の祖と呼ばれるソシュールだけに注目した本.


言語学というのは言語の習得とは違って,
人間が言葉を使って互いに物事を伝達できるのはなぜか,
というのが最大のポイント.
つまりは,言語一般に通じる本質的な要素について語る学問のようだ.
翻訳ソフトや人工知能の開発に役立つように思える.


音素,ラング,パロール,通時態,共時態など,専門用語が多く使われるが,
例が豊富に挙げられているので,"入門"にふさわしくわかりやすかった.

コトバの謎解き ソシュール入門 (光文社新書)

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