森博嗣「数奇にして模型」
S&Mシリーズ第9弾.
フィギュアやらコスプレやらが出てくるマニアックな雰囲気.
例によって西之園萌絵が出しゃばりすぎで
今作はちょっとつまらないな,と思いながら読んでいたが,
結局徹夜して最後まで一気に読んでしまった.
事件やトリックに関してはまたしても記述に騙された.
プロローグを読み返してみると確かに本当のことしか書いてない.
どうして何度も何度も同じような騙され方をしてしまうのだろう.
今回初登場で,シリーズ最終巻では大活躍するらしい反町愛こと"ラヴちゃん"
(実は「幻惑の死と使途」の冒頭で名前だけ出ていた)
については,そのニックネームはいかがなものかと思うが
なかなか面白いキャラクターだった.
次はシリーズ完結ということで真賀田博士も再登場するし,
最終巻には大いに期待.
![数奇にして模型 (講談社文庫) 数奇にして模型 (講談社文庫)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41MgKeq44RL._SL160_.jpg)
- 作者: 森博嗣
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/07/13
- メディア: 文庫
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