2010年

見られるうちに見ておかないと
見ないままで返却してしまうハメになりそうで,
忙しい忙しい,と言いながらも平日からDVD鑑賞.


宇宙の旅シリーズの原作では「2010年宇宙の旅」がいちばん好きなので
映画のほうも期待して見てみた.
アメリカ人とロシア人の交流が少な目なことや
(マックス以外のロシア人は名前もわからない)
チェン号が出てこない辺りを除けば,大まかなストーリーは原作と同じ.


"2010年"という時代設定の割に
コンピュータ類の機材がまったく近未来的に見えないぞ,
というつまらないツッコミは置いておいて,
キューブリックの「2001年宇宙の旅」のように
抽象的な場面はほとんどなく,良い意味で普通の映画だった.


高所恐怖症の技術者カーノウが宇宙遊泳でヘロヘロになる場面や,
HALとチャンドラ博士が最後に会話するシーンが良かった.